FOOTBALL ENTHUSIASM

特に欧州サッカーのマニアックな情報をお届けします。

【第1回】第二のヘンリク・ラーション選手権!!!(2019-20)


全世界で流行するコロナウイルスにより、フットボール界もリーグ戦を休止する今、

「週末深夜が暇で仕方ない!」というサッカーファンにお送りするブログです。

 

記念すべき第1回の記事は

 

「第二のヘンリク・ラーション選手権」!!!

 

なぜこの題材を選んだかというと・・・

実は2020年現在、欧州各地で第二のヘンリク・ラーションが発生中なのです!!

 

この第二のヘンリク・ラーションのなかで一番本家ばりに活躍する選手は誰だ!?

皆様のご意見をお待ちしております。

 

1.ヘンリク・ラーションとは 

恐らく10〜20代のサッカーファンはリアルタイムで見たことないのでは、と思うので

まずヘンリク・ラーションについて簡単に紹介。

(ちなみに、筆者も28歳であまり記憶に残っていない。)

 

・名前:ヘンリク・ラーション

・英語表記:Henrik Edward Larsson

・生年月日:1971年9月20日

・ポジション:FW

・国籍:スウェーデン

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スウェーデンを代表するセンターフォワード。イヴラヒモヴィッチの前のスウェーデン代表エースでもある、通称「バイキングの英雄」。

スピード、ポジショニング、そしてなんといっても決定力に優れ、所属した各チームで得点を量産。

身長は180cmもないがポストプレー、ヘディングシュートを得意とするFWだ。

ちなみに父親はカーボヴェルデ人。

また若き日はドレッドヘアーが特徴的だった。


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が、髪で遊びすぎたか、キャリア晩年はベリーショートのイメージが強い。



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そんなヘンリク・ラーションの二世候補について、彼のキャリアと合わせて紹介しよう。

 

2.母国リーグ名門でエースに。満を時してオランダの名門・フェイエノールトへ〜ロベルト・ボジェニク〜

ヘンリク・ラーションは1992〜1993年、母国スウェーデンの名門ヘルシングボリIFに所属。

所属した2年間で、リーグ戦56試合50ゴールと圧倒的な成績を残し、1993年夏、オランダの名門フェイエノールトへ移籍した。

(1992シーズンは31試合34ゴール!!)

 

そこまで輝かしい成績ではないものの、母国で活躍し、2020年1月にフェイエノールトに渡った若きエースが、スロヴァキア代表のロベルト・ボジェニク(20)だ。

 

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昨シーズン、スロヴァキアリーグの名門MSKジリナで13ゴールを決め、19歳にしてファンが選ぶ最優秀選手賞を受賞。今シーズンもシーズン前半はチームのエースとして活躍し、今冬フェイエノールトへ移籍し、現状スーパーサブとして活躍している。

 

ポストプレーを得意とする点も共通点だ。

 

3.国際大会でエースとして大活躍する~アレクサンデル・イサク~

ヘンリク・ラーションが世界に名を轟かせるきっかけとなったのは1994年アメリカW杯である。
3位に躍進したスウェーデン代表の一員として活躍した。
 
EURO2020は延期となり2021年開催予定となったが、そのEUROで活躍する可能性が高いスウェーデン代表選手がアレクサンデル・イサク(20)だ。
 
 
今シーズンからスペインのレアル・ソシエダに所属。リーグで躍進するチームの一員として活躍中だ。
EURO2020ではグループステージ・グループEにスペイン代表とスウェーデン代表が同居しており、間違いなく予選のキーマンであり、EUROでの躍進の鍵となる選手だ。
プレースタイル的にイヴラ二世と言われることが多いが、アフリカ系移民(エリトリア)という点から選出した。
 

4.紛うことなき二世誕生~ジョルダンラーション

ヘンリク・ラーションフェイエノールト時代は1997年夏まで続いた。移籍直前の1997年6月20日ラーション家に長男坊が生まれた。有名バスケットボール選手になぞらえた名前を授かった彼は、父と同じくサッカー選手として欧州で一定の地位を築こうとしている。
彼の名はジョルダンラーション22)。紛うことなきラーション二世だ。
 
 
父と同じFWであるジョルダンは、2018年からスウェーデンリーグIFKノルシェーピンに所属。
2019年はシーズン前半だけで16試合11ゴールを挙げ、夏にロシアの名門スパルタク・モスクワに引き抜かれたのだ。
 
親と同ポジションで比較されるという意味では可哀想な立場ではあるが、彼も欧州での活躍の足場を固めている状況である。
 

5.セルティックの大エースに君臨~オドソン・エドゥアール~

ヘンリク・ラーションの全盛期は、セルティック時代(1997~2004)だろう。リーグ戦221試合で175ゴールという驚異的な記録。中村俊輔セルティックに移籍する前は、セルティックといえばラーションのイメージが強かった方も多いのでは。
 
そんなセルティックで今大エースとして君臨しているのがオドソン・エドゥアール(22)だ。
 
 
2020年3月現在リーグ戦59試合37ゴール。今シーズンも27試合21ゴールとラーションに劣らない成績をマークしている。
アーセナル、レスター、エヴァートン辺りが彼の獲得を狙っている様子。ただ、コンスタントにCLに出場するのであればセルティックのエースとして君臨し続けるほうが良いと思われるが…
 
2004年夏、ヘンリク・ラーションは惜しまれつつセルティックを退団、世界のメガクラブであるFCバルセロナへ移籍する。 
同時期にバルサに加入したサミュエル・エトーが大エースに君臨したため、所属した2シーズンは常にスーパーサブの扱いではあったが、2005-06のCL決勝で途中出場から2アシストするなど、大舞台の強さからファンに愛された。
 
今冬、バルサが急遽獲得し、SNS上で「ラーションと似ている」と話題に挙がっているのがマルティンブライスバイテ(28)だ。
 
 
ラーションと同じ北欧デンマーク代表で、ガイアナにルーツを持つこのFWは、ルイス・スアレスの故障の特別措置として移籍期間外の2月にバルサに加入。バルサのサポーターは、体型やDFを出し抜く狡猾さに、15年前のラーションを重ねているようだ。
 
上記の獲得経緯から加入当初からやや白い目で見られることもあるが、そのような外部の声を払拭する活躍ができるか。
 

7.窮地のマンUの救世主に~オディオン・イガロ~

2年のリーガ生活の後、2006年から母国スウェーデンリーグに戻ったヘンリク・ラーションだが、その年の12月、ファン・ニステルローイの移籍もありFWのコマ不足が深刻化していたマンチェスター・ユナイテッドに請われ、スウェーデンリーグ非開催期間限定のレンタルで電撃加入。リーグ戦1得点しか挙げられなかったものの、マンUの4シーズンぶりのプレミア制覇に貢献した。
 
2019-20シーズン、順位は大きく違えど、前線のコマ不足に悩むマンUに今冬レンタルで電撃加入したのがナイジェリア代表オディオン・イガロ(30である。
 
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2017年から中国超級リーグで活躍していたイガロは、2020年、子供の頃からの憧れのマンUにレンタルで加入。ビッグクラブの実績が無いため不安視されているが、スールシャール監督は非常に評価をしており、完全移籍での獲得も視野に入れているとのこと。
 

8.まとめ

かなり長くなってしまったが、今回の第二のヘンリク・ラーション候補は以下の6人。
 
 
①ロベルト・ボジェニク(20)
②アレクサンデル・イサク(20)
④オドソン・エドゥアール(22)
マルティンブライスバイテ(28)
⑥オディオン・イガロ(30)
 
境遇として各キャリアのヘンリク・ラーションと類似する点が多数存在しているが、この中で本家並み、もしくは本家超えをする選手が現れるのか。
 
皆様がもっとも期待する選手、その他の有力候補がいらっしゃればコメントで教えてください!